スイミング相談室


こちらはスイミング相談室です。日頃のスイミングのことでの相談や、泳ぎについての質問、また泳ぎのメカニズムなど水泳に関することで分からない事や教えて欲しいことなどございましたら、お応えさせていただきます。お気軽にメッセージをお寄せください♪メッセージはこちらより

実際にいただいたお客様の相談内容

※お客様より許可をいただいた内容だけを、プライバシー保護をした上で適切に編集して掲載しております。

 

Q.家でできる平泳ぎの練習方法はありますか?

 

A.あります!平泳ぎのキックは足首を曲げる筋肉を使えるかが重要となります。その筋肉は前脛骨筋(ぜんけいこつきん)といい、そこを意識的に使う練習をご家庭で実施することができます。

 

❶イスに腰掛け、膝とつま先を真っ直ぐに伸ばします。この時のつま先は身体と反対の向こうに向きます。足の裏が床面に面する形ですね。この時の踵(かかと)は床面に着いていてもかまいません。

 

❷自分の目で確認しながら、両足同時につま先を上に向けたり向こう側に伸ばしたりと、この運動を繰り返します。この時に大切なことは、できているかの確認をご自分の目でしっかり行うことです。つま先が上を向いているとき(足首が柔らかい人はつま先が自分の方まで向きます)に前脛骨筋(ぜんけいこつきん)が使われており、この脛(すね)の感覚が平泳ぎのキックの時に重要になります。しばらく続けると脛(すね)の筋肉が疲れてきますが、しっかり使えている証拠なので良い傾向ですよ。

 

❸最後に、膝(ひざ)関節と股(こ)関節の動きを取り入れながら行いましょう。

イスに腰掛けた状態は先ほどと同じで、踵(かかと)を曲げたまま膝を胸の方向に引き付けてみましょう。この引き付けている状態が実際に泳いでいるときの「足をお知りに引き付けている局面」と同じ筋肉と関節を使用している状態になります。この膝を引き付けている状態のときに自分の目で、「足首がちゃんと曲げられているか」を確認しましょう。そしてここからが重要です。

踵(かかと)を曲げた状態を保ちながら、胸に近づけた膝(ひざ)をゆっくりと伸ばしていきます。この時の踵(かかと)は自分の目から見て、膝が伸びきるまで曲がったままでキープできていますか?ここが最重要ポイントなんです。『膝を曲げ伸ばししているときでも踵(かかと)を曲げた状態でキープする』この動きが自分の目で確認出来たら…OKです!

 

❹要するに、平泳ぎのキックの習得は『あまり使用していない前脛骨筋(ぜんけいこつきん)』という筋肉に刺激を与えて意識的に使えるようにすることでおおかたの問題を解決できます。是非実践を!

 

Q.現在、子どもがスイミングスクールに通っているのですが、なかなか進級しません。どうしたらいいですか?

(週一回で子どもは楽しく通っているが、半年間同じクロールの級で練習している)

 

A.多くの保護者様が抱える悩みですね。「あの子はもうあの級までいっているのにうちの子はまだここ…」なんて思っちゃいますよね。まず第一に言えることは、「お子様が楽しく通っていること」は何よりも尊いことですね。ここは大切にしてあげたいですね。

次に保護者様とお子様がそのスクールでどこまで目指しているのかによってアプローチ方法が異なってきますが、まずクロールの息継ぎ習得は多くのお子様が迎える「進級の壁」の一つなのは間違いありません。程度の差こそありますが、長いお子様は半年以上の期間を要することもあります。クロールの習得が難しい要因を説明すると長文になるため差し控えますが、何点か解決策を示させていただきますね。

 

❶お子様と会話する

多くのスイミングスクールでは、進級テストがあります。その時に必ず先生から指摘事項をもらうはずです。「どうすれば進級できるか」「どこを直せば上達するのか」などです。しかしそれを言われたお子様本人は理解していないことが少なくありません。そこで保護者様が、伺うことでお子様自身で言われたことを思い出したり反芻したりし、自分の課題を認識することに繋がったりします。それを繰り返すことで練習での意識や進級結果を聞く姿勢が変わっていき、上達の向上に繋がります。要するにスイミングに関する親子間のコミュニケーションをもう少し増やしてみては?ということですね。

 

❷担当の先生にアピールする

これは裏技的な方法になるのですが、保護者に声を掛けられると、指導員心理から次の練習からそこお子様に目が行くようにがちです。指導員であっても人間である以上、外部刺激で感化されることが少なくありません。クレームじゃなくて「うちの子、半年間クロールをしているのですが、どこを直したら進級できますか?何か家でできる練習などありますか?」のように相談のような感じで伺うと、穏便にアピールでき、なおかつそのことで指導員に「お子様に対する意識」が芽生え、それが指導に生きてくるのです。

 

❸曜日や時間を変える

これは物理的な対策であるため、ご家庭の都合上、現実的でない場合があるかもしれませんが、一考に値する手段です。

指導員によって指導方法は千差万別です。お子様にミートする言葉がけなども指導員により大きく違ってきます。いわゆる波長ですね。あとは、単純に週一回から週二回に増枠してみるのも一つですね。

 

他にも状況によって様々な解決方法があると思いますので、お気軽にご相談ください。

他のご質問は順次掲載して参ります。

皆さま、スイミングに関するお悩みやご相談などございましたらお気軽にお声かけください。(こちらより)