泳者の体にかかる水の抵抗はスピードに対して3乗倍の抵抗力がかかると言われております。つまりスピードが上がるほど水の抵抗を受けるということで、選手コースで練習している方はこの比率を念頭に置き練習する必要があります。
スピードが上がるほど抵抗を受けるということは、ただガムシャラに泳いでも早くなれないということ。普段の練習できつい練習をこなすことは泳力向上においてとても大切なことですが、それと同じくらい抵抗のない泳ぎを身に着けることは重要になります。
水泳(競泳)は水の抵抗と向き合うスポーツです。抵抗を使って進む技術と抵抗を減らして進む技術の両面を磨くことでタイムアップしていきます。自分の泳ぎを見てフォーム修正することはできないため、撮影や誰かに見てもらうことで泳ぎを把握でき自分で修正を加えることができます。どれだけ自分の泳ぎに向き合うかがタイムアップの分水嶺になるでしょう。